保育の中で大切にしていること
園庭で年長児が三輪車にのせてくれ、ごきげんな乳児さん、「しゅっぱ~つ!!」
異年齢のかかわり
集会のあと年長児にリードされながらみんなでフォークダンス。
5歳児が1歳児をお世話。やさしく排泄や着替えを手伝ってくれます。
焼き芋パーティーのあとの園庭で食べる給食は格別おいしいよ!
行きたいクラスへおじゃまして3時のおやつを食べています。配膳からあいさつまで幼児さんが責任をもってしてくれます。
公園のすべり台も一緒にシュー!
楽しいお散歩 4・5歳児に乳母車を押してもらったり、手をつないでもらったり。
年々子どもを取り巻く環境も変化し、少子化が進むことで近隣との付き合いも希薄となり、昔のように近所の大きな子も小さな子も入り混じり、連れ立って遊ぶといった姿が見られなくなってきています。
保育園では、0~6歳児までの子どもたちが生活しており、いつも身近に異年齢児の存在があります。
そんな保育園の利点を生かし、我が園では意図的に異年齢のかかわりを大切にしてきました。
子ども同士お互いの信頼感を高め、思いやりや優しさを育てるとともに、年齢に応じた自信をつけていってほしいというねらいのもと、開園当初は4月から縦割り保育の日を決めて一緒に遊んだりしていました。
近年は、朝の自由あそびの時間やおやつ・給食等普段の生活やあそびの中で自由に他クラスへ行き来し、自然な形で異年齢のかかわりを持っています。
年長児は、乳児さんと遊んだりおやつを一緒に食べるだけでなく、おむつをはずしたり、衣服を着替えさせたり、トイレに連れて行ったり、手洗いや配膳を手伝ったりとお世話もしてくれます。
イヤイヤの時期の乳児さんは、困らせる事もありますが、お兄ちゃんやお姉ちゃんとなら気持ちを切り替えて次の行動に移れる事もあります。
幼児組同士では、遠足や散歩に出かけたり、季節ごとの行事(こどもの日の集い・カレーライスパーティー・七夕集会・焼き芋パーティー・もちつき・節分集会・ひな祭り集会・お別れ会など)や夏期の造形あそびを一緒に楽しんだりしています。
4月からの日々のかかわりの中で深まってきた子ども同士のつながりを土台にして、秋の運動会では幼児組合同で創作リズムに取りくみ、一人ひとりが楽しく表現するとともに各年齢がそれぞれの役割を果たし、自信をつけていきます。
製作展ではひとつのテーマを決めて一緒に製作し、全園児でお店屋さんごっこを楽しみ、発表会では心をひとつにして幼児組で歌を発表します。
このような一年を通した異年齢のかかわりの中で、年長児は活動の中心となり、自分より小さい子の手本となったり、世話をすることによって思いやり・やさしさ・いたわりの気持ちが育ち、年長児として自信や自覚につながっていきます。
また、少年・年中児は年長児のあそびや生活を見て、模倣したり、憧れを持ち頑張るなどいろいろな刺激を受けています。