丈夫な身体作り②
年齢別のあそび
当園では“健康な身体で 力いっぱい遊べる子ども”を子ども像にかかげ 各年齢の発達や特徴に応じたあそびや生活を通した『健康な身体作り』に取りくんでいます。
このページの目次
0歳児クラス
- ★一人ひとりのあそぶ・食べる・眠るの生活リズムをしっかり作っていく。(保護者と共に24時間の日課の確立)
- ★一人ひとりの心身の発育・発達の状態を把握しながら健康づくりをすすめる。(沐浴・外気浴・赤ちゃん体操・薄着・戸外あそび・散歩)
- ★安全で活動しやすい環境を整え、子どもら自らが興味・関心をもって意欲的に動こうとする気持ちを大切にしながら、歩行の開始をめざす。
( くぐる、はい上がる、滑りおりる、またがる、押し歩く、入ったり出たりする等、全身運動ができる環境づくりをする。 )
〇子どもの鳴き声、笑い、表情などからサインをよみとり、愛情豊かにそれを受けとめ、優しく身体と言葉で応答的にかかわっていく中で、情緒の安定をはかり、心身の健やかな発達を促していけるようにする。
▲0才児の保育室は、2Fにあり、登降園時や園庭でのあそびの際には、内外にある階段を利用し足腰を使っての登り降りの経験を意図的にできるようにしたり園庭を見渡せるベランダでも、ハイハイ~つかまり立ち~歩行開始までの時期を楽しめるようにしています。
プレイクッション
<プレイクッション>
階段や斜面、段差などを組み合わせて、ハイハイやよじ登りを充分に楽しみます。
転んでも安全なので、子どもたちはとても大胆に声をあげて身体を動かすよ。
はがし紙
<はがし紙>
毎日過ごす室内でも、子どもたちの発達段階に応じて、子ども自らが興味・関心をもって動き出せる環境を工夫しています。
1歳児クラス
★集中や持続を誘う魅力的な環境の中で、歩行の完成と手指操作を含む全身の運動機能の発達を促し、健康な身体を作る。
( 薄着・戸外あそび・散歩・裸足歩きまわる・跳ぶ・よじ登る・ぶら下がる・またぐ・くぐる・押す・ひっぱる・走りまわる等の活動をくり返し楽しむ )
〇大人の模倣がさかんになり、“ジブンデ”“~ちゃんも!”の気持ちも旺盛になる時期、安全な環境の中で、探索意欲や自発性を大切にしながら、のびのびと発散できるようにする。
いろいろな運動用具を組み合わせた中で、意欲的に身体を動かせるように工夫しています。
まだまだ個人差も大きい年齢ですが、大胆に身体を動かしたり、時には慎重に動いたり…といった数多くの経験を通して、“身体を動かすことが楽しい”と思える気持ちを育みます。
エアークッション
<エアークッション>
ボールプール
<ボールプール>
感触の柔らかな遊具は、子どもたちをリラックスさせ、ダイナミックな動きを導きます。
足の裏、指をしっかり使って、車を前後に動かします。
スピードをつけて走ったり、止まったりも巧みになってきます。
2歳児クラス
★自由に活動できる環境の中で、思う存分身体を動かし、運動機能の発達を促しながら健康な身体を作る。
( 薄着・戸外あそび・散歩・裸足歩行の完成を基礎に、走る・跳ぶ・よじ登る・ぶら下がる・またぐ・押す・引く・転がる・コントロールする力を育てる )
〇好奇心が旺盛で、何にでも興味をもって試そうとする時期、安全への十分な配慮や援助をしながら、思う存分エネルギーを発散させるようにする。
〇物や保育者を仲立ちとして、友だちとかかわったり“みたて”や“つもり”をもって表現活動を楽しんだりする時期、みたてやすい“物”を準備したり、生活経験の中でイメージしやすい言葉がけをしたりして、身体を動かすことを楽しめるようにしていく。
アスレチック
丸太の階段登りや縄はしご登りも巧みになって、園庭に出るとアスレチックへむかって喜んで走り出します。
箱積木
お部屋でバスになったり、テーブルになったりする箱積木を、今日は“川”にみたてて、その上を“さんぽガエル”になって渡っていくよ。
「おちたら たいへん!カエルさん 気をつけてねー。」
斜面をよじ登って段差をピョンととび降りたら、巧技台のとび石を渡って、また斜面を登る…保育者に「すご~い!」と言われると、何回も挑戦してしまう子どもたちです。
<トロルの橋をわたろうー!>
日頃見ている絵本の登場人物に“保育者といっしょになりきって”投げたり、走ったり、とんだり、くぐったり、かくれたり、いろいろな運動あそびに挑戦します。
3歳児クラス
★あそびの中で、身体を動かす楽しさを満たしながら、とびあがり・とびおり・ケンケン・屈伸・バランスをとって歩く・渡る等の基本的な運動能力を発達させる。
( 薄着・戸外あそび・簡単な集団あそび・散歩・裸足・体育あそびなど )
〇保育者や友だちとおしゃべりしながら、自分なりのイメージをもって「みたて」「つもり」で身体を動かすことを充分楽しめるようにする。
〇身体を使っての運動やあそびの時間を充分に保障しながら、休息とのバランスを考慮する。
シャトレーナ
園庭にあるシャトレーナの上を渡り歩いたり、出入りを楽しんだり、中に入り込んであそんだり…。「おおかみがきたぞ~!」の声で逃げこむ絶好の隠れ家にもなります。
三輪車
「お仕事行ってくるからねー」とお父さん役の“自家用車”としても大活躍の三輪車…広い園庭をあちこち移動してまわります。
平均台
絵本の主人公になりきって冒険に行こう~!
縄あそび
「いっしょにとぼ~っ」
「せ~の~!!」
幼児組では
晴れの日は園庭で、雨の日はホールで、幼児組では『体操・マラソン』を毎日続けています。
開園当初は、団地内を走っていましたが、現在では、隣りにある広いグランドを使用できるようになり、のびのびと走れるようになりました。
体操は、しっかりと身体を動かせるものから、テンポの早いリズミカルなものまで、いろいろな動きやリズムを選んで、保育者も共に楽しんでいます。
幼児組合同の体操
雨の日はホールで
マラソン
4歳児クラス
★様々な動きを組み合わせて積極的にあそぶ中で、全身のバランスをとる能力を発達させ、身体の動きを巧みにしていく。
( 薄着・裸足・散歩・戸外あそび・集団あそび・鉄棒・スクーター・ボールあそび・なわとび・体育あそびなど )
〇異なる二種以上の行動が同時にできるような運動の組み合わせやあそびを考慮する。
〇子どもの冒険心を大切にし、新しい運動やあそびに対する不安や恐れを取り除くなどして、生き生きとした活動が展開できるように配慮する。
〇友達とのつながりの中で「あんなふうになりたい」→「やってみよう」→「できた」→「もう一度やってみよう」という意欲をもって運動あそびに取りくめるようにしながら、自信を育てていけるようにする。
鉄棒
園庭にある鉄棒で遊ぶ中でできるようになった ぶら下がる~とびつく~足ぬきまわり~前まわり~逆上がり等を保育者がクラスのみんなに伝えることで影響を受け、鉄棒へ足を運ぶ子が増えていくよ。
ぞうきんがけ
5才児の日課になっている昼食後のぞうきんがけを、自分たちも“やれる”“やりたい”とし始めます。
毎日続けることで、足腰、腕の力も自然とついてきます。
シーソー
スクーターをのびのびと走らせる…など、日頃培ったバランス感覚をダイナミックな運動あそびでためし、自信につなげます。
5歳児クラス
★様々な遊具や用具を使い、友達と一緒に工夫してあそびを発展させたり、複雑な運動や集団的なあそびを通して積極的に身体を動かすことを楽しむ。
( 体育あそび・集団あそび・ゲームあそび・散歩・戸外あそび・登り棒・ドッジボール・リレーなど )
〇友達と相談しあったり、協力しあったりする中で、主体的に身体を動かし、目標にむかって最後までやりとげようと努力する経験や達成感を味わえる経験を大切に、援助していく。
〇保育園のリーダーとして動きながら、年長としての自信につなげていける経験を多くもてるようにしていく。
登り棒
なわとび
竹馬
▲身近にある運動遊具や用具を使って、ひとりひとり目標をもって主体的に取りくめるようになってきます。
タイヤを積み上げたり、並べたり、自分たちで形を変化させて、いろいろな運動あそびに挑戦します。
▼『力を合わせる』ということを身体で感じる経験をします。
バルーン
手押し車
組体操
二人三脚
リトミック
子どもたちは、リズミカルな音が大好きで、保育者が口ずさむ歌やピアノで弾くメロディーに合わせて、はずむ様に体を動かし始めます。
最初は、大人の動きの真似っこを喜び、年齢が上になると、きちんと指先まで伸ばす、身体のどこの部分を使うのがポイントかを意識するようになり、クラスの仲間の中で動きを認め合ったり、異年齢児との交流の中で刺激を受け合ったりしています。