京都市伏見区の社会福祉法人 紫山(しさん)福祉会 大受保育園(おおうけほいくえん)。

絵本

保育の中で大切にしていること

絵本

きりん文庫(4・5歳児)「これはどんなお話かな…?」

良い絵本は、子どもの心を育てます。子どもたちは、絵本を通して人間として大切な豊かな感情の世界、遭遇しない未知の世界を体験して創造力を高めていきます。

その経験の積み重ねが、後には話す力や考える力のもとになっていきます。

当園では、絵本の面白さ・楽しさをたくさん経験し、本好きな子どもになってほしいという願いのもとに1986年(昭和61年)2月より空き部屋を利用して“きりん文庫”を設置しました。

4歳児クラス後半の時期~5歳児クラスは、週に1回、きりん文庫にて絵本の貸し出しを行っています。

うさぎ文庫(2歳児クラス)

子どもの手の届くところに絵本を…

こりす文庫(3歳児クラス)

「お母さん、今日はこの本にする!」

好きな絵本を自分で選べるうれしさ、お父さんお母さんに読んでもらえる喜び、お話の世界のおもしろさに子どもの心はふくらんでいきます。

文字を覚えることや一人で読むことを急がせたりせず、大人も一緒に絵本の中の世界を楽しみたいものです。

その後、年齢に応じた絵本や、子どもに人気のある絵本をもっと身近に知ってほしいという担任の願いのもとに、0歳~3歳の各保育室にも、保護者と子どもとで自由に借りることのできる“クラス文庫”を設けました。

わざわざ図書館に行かなくても、帰りに手軽に借りられるので、借りることが毎日の日課になっている子もいます。

また全クラスが毎月一冊月刊誌を持ち帰り、一年を通して家庭でも絵本に親しんでもらえるようにもしています。

卒園記念にきりん文庫へ贈呈された絵本も数多く、現在では900冊ほどになりました。

夏休みには卒園児を対象に貸し出しも行っています。

卒園後も絵本でつながり、懐かしい顔を見せてくれることも喜びのひとつになっています。

絵本選びのポイント

0歳児

〇1番身近に感じている顔がのっている

〇単純なくりかえしがある

〇やさしい語りかけで話が展開する

〇1ページ1ページが、ひとつひとつ指さしできる

〇動物

じゃあじゃあびりびり

いないいないばあ

みんなでね

いいおかお

くだもの

にんじん

みんなじどうしゃ

どうぶつのおやこ

ぼうしをとってちょうだいな など

1歳児

〇自分の生活に結びついている

〇くりかえしのパターンがはっきりしている

〇「次にまたくる」という期待をもって待てる

〇乗物

〇動物

もこもこもこいやだいやだ

ねないこだれだ

きれいなはこ

おつきさまこんばんは

あさみちゃんとどんどこどん

ぞうくんのさんぽ など

2歳児

〇日常生活で理解しやすいもの

〇具体的で単純、わかりやすい、スリルがあって期待感がもてる

〇くりかえしやことばのリズムがよい

〇動物

〇乗物

オオカミと7ひきのこやぎ赤ずきんちゃん

あかたろうシリーズ

あなにおたちぞうシリーズ

はらぺこあおむし

ノンタンシリーズ

トントンとめてくださいな など

3歳児

〇正義感、忍耐が養われるもの

〇冒険心がわいてくる

〇ストーリーのくりかえし(場面が大きく変化)

〇自分の感情がまきこまれるようなもの(自分が主人公になったつもり)

大きなおぶちょっといれて

3びきのやぎのがらがらどん

オニがでた

10ぴきのかえるシリーズ

手ぶくろ

11ぴきのねこシリーズ

グリーンマントのピーマンマン

4歳児

〇集団生活の中で経験したもの

〇善悪の判断が描かれている

〇未知への興味、冒険心がわいてくる

〇ものの価値観がわかって楽しめる

かこさとしシリーズ人参畑のパピプペポ

からすのパンやさん

こぶた4ひきちんちろりん

どろぼうがっこう

おたまじゃくしの101ちゃん

ちのはなし ほねのはなし

うりこひめとあまんじゃく など

5歳児

〇未知へのあこがれや、場面展開の面白さがある(冒険心)

〇勧善懲悪の世界

〇強いものへのあこがれ

〇ことばの面白さ

〇想像の世界であそべる

〇感動のあるもの

〇力強さのあるもの

エルマーのぼうけんじごくのそうべえ

そんごくう/ピーターパン

おしいれのぼうけん

かいぞくポケットシリーズ

アラジンとまほうのランプ

だじゃれどうぶつえん

オズのまほうつかい

さっちゃんのまほうのて など

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